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きっかけは伊勢海老
2019年9月の釣行時に海底の仕掛けを引っ掛けて一緒にあがってきたのは大きな伊勢海老でした。
この伊勢海老は3つの重たい仕掛けを身体に絡めたまま生きていました。
普段きれいに見える海の底はとんでもないことになっています。
この出来事をきっかけに、脱プラワームの取り組みを本格的に始めています。
子供の頃から釣りを通して環境のことを考える“釣育”にグミワームなら貢献出来るかと考えています。

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自然と未来を守るために
未来を生き、未来の自然環境を守っていくのは子どもたちです。
釣りをする子どもたちには、保護者の方や釣り教室などで“釣育”という形で環境問題に触れて行動を起こしてもらいたい、また、釣りを通して海や河川、湖沼の現実を知ってもらい、この先何をすればよいのかを一緒に考えて行動していきたいです。
釣りは、自然と触れ合う最も身近な遊びの一つだと思います。そして、「環境にやさしいワーム」、つまりグミワームで世界を変えたいと考えています。
そのために、私は世界中にプラスチックを使わないワームで釣りを楽しむ文化を広め、持続可能な未来への一歩を踏み出したいと考えています。

釣り人と環境問題
一部の釣り人による、釣り道具やエサのパッケージ、仕掛け類、樹脂のワームやルアー、持参したペットボトル等のプラスチックゴミのポイ捨てにより海洋汚染が問題となっています。
海は広大で、その深さに隠れた多くの問題があります。海底に沈んだゴミは目に見えず、忘れられがちです。
しかし、真実として、今この瞬間も誰かが釣りで失ったプラスチック製のワームは、自然に還ることなく海中を漂うゴミとなってしまうのです。
海洋のマイクロプラスチックの問題は深刻で、生物濃縮の頂点にいる人間の血液からもマイクロプラスチックが検出される時代になりました。
また、2050年には海洋プラスチックゴミの総量が、魚の総量を超えるとまで言われています。
子供たちが豊かな未来を迎えるためには、まず健全な地球環境が不可欠です。
私たち一人ひとりができることは小さく感じられるかもしれませんが、小さなことから目を向け、少しずつ変えていくことが重要です。

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自然との繋がりを取り戻すために
人は、自分に直接関係のないことにはなかなか興味や関心を持たないものです。
しかし、自然とのつながりを取り戻すことは、私たちの暮らしにとって大切なことだと考えています。
かつて、川は人々の生活と密接に結びついていました。漁師が川で魚を獲り、川が交通手段としても使われていた時代がありました。私たちは、当たり前のように川で遊び、生活の一部として自然と共に過ごしていたのです。
しかし、交通網や物流が発展し、川との関わりが薄れる中で、気がつけば綺麗な川で遊ぶことも、魚を獲ることもできなくなってしまいました。
これは、私たちがかつて享受していた暮らしの一部を失ったということです。漁師は生活の手段を失い、子どもたちは川で遊ぶ機会を奪われました。
その結果、川の汚染や魚の減少にも無関心になってしまっているのです。
だからこそ、今の時代において自然の中で遊ぶことは、現状を知り、私たちが失いつつある自然とのつながりを再び感じるために、非常に重要だと考えています。

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